蜷川幸雄さん演出の『あゝ、荒野』などの舞台作品に出演し注目を集めると、NHK連続テレビ小説『純と愛』で知名度を高めた黒木華さん。
演技力が高く、主演から脇役までさまざまな役柄を演じられる女優さんですね。
そんな黒木華さんの生い立ちや幼少期、デビューしたきっかけが気になる人もいるのではないでしょうか。
そこで、黒木華さんの幼少期から現在までを詳しく見ていきましょう。
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黒木華の生い立ち・幼少期から現在まで!
黒木華さんは1990年3月14日に生まれ、大阪府高槻市で育ちました。
幼少期から映画や芝居を身近に感じてきた黒木華さんは、大学在学中に『野田秀樹演劇ワークショップ in 大阪』に参加し、オーディションに合格。
NODA・MAP公演『ザ・キャラクター』にアンサンブルとして初舞台に立ち、デビューを飾りました。
- NODA・MAP公演『南へ』
- 阿佐ヶ谷スパイダース公演『荒野に立つ
- 蜷川幸雄演出『あゝ、荒野』
その後、上記などの作品に出演すると、演劇界期待の新人として注目を集めます。
それだけ当時から、黒木華さんの演技力は高かったのでしょう。
その後も演技を磨き続けた黒木華さんは、『純と愛』や『リーガルハイ』『花子とアン』など、数々のヒット作品に出演していますね。
黒木華さんの家族構成は、父親・母親・黒木華さん・弟の4人家族です。
現在もたまに家族で写真を撮ることもあり、実家にはアルバムが沢山あるそうで、とても仲が良い家族なのではないでしょうか。
ここからは、黒木華さんの幼少期から現在までを時系列順に確認していきます。
幼少期
黒木華さんは父親・母親・弟とともに、大阪府高槻市で育ちました。
『華』という名前は父親が名付けたそうで、「春のように華やかな人生を歩めるように」という想いが込められています。
とても素敵な名前ですね。
黒木華さんは幼少期の頃から、母親に連れられて映画や芝居を見て育ちました。
この頃から、身近に演じる人の存在を感じていたのですね。
物静かな印象が強い黒木華さんですが、実は幼少期にトランポリンと剣道を習っていました。
今の黒木華さんの姿からは、あまり想像ができないですね。
小学校時代
小学校に入学すると、この頃から人と話すことが苦手だった黒木華さんは、20歳頃まで上手くコミュニケーションがとれず物静かな性格でした。
そのため、外で遊ぶより家の中で本を読んでいる女の子だったのです。
読書のほかにも、妄想することが好きだったそうで、鏡の前で自分が消える妄想をして気を失ったことがありました。
すごいエピソードですが、それだけ創造性豊かな女の子だったのでしょうね。
この頃から演じるという才能が高かったのかもしれません。
そんな黒木華さんは地域の児童演劇に参加すると、指導員から演技を褒められたことがきっかけで、次第に演じることにのめり込むようになります。
今の黒木華さんがあるのも、小学校時代に児童演劇に参加したことが大きいのかもしれませんね。
また、黒木華さんは12歳のときに『探偵!ナイトスクープ』に応募すると、初テレビ出演を果たしていました。
この頃になると、テレビにも興味が湧き始めていたのかもしれませんね。
ちなみに、当時から女優さんを目指していたのかと思いましたが、実は将来の夢は幼稚園の先生でした。
中学校時代
中学校時代には合唱部に所属していた黒木華さん。
しかし、よくサボってバレーボールをしていたそうで、ほぼ幽霊部員状態でした。
幼い頃にトランポリンと剣道を習っていましたが、もしかすると運動は好きだったのかもしれませんね。
中学生になった黒木華さんは、本格的に演技と向き合うようになり、「真剣に演劇をやりたい」と母親に伝えました。
母親も黒木華さんの想いを汲み取り、高校は演劇の名門校・追手門学院高等学校へ進学しています。
この頃から、黒木華さんにとって演劇はなくてはならないものに変わっていったのでしょうね。
高校時代
演劇を本格的に始めた高校時代は、演劇部に所属して1年生から主役に抜擢されます。
その後も演劇部のエースとして、高校3年生までずっと主役を務めていました。
やはり、当時から黒木華さんの演技力は突出していたのでしょうね。
演劇部の練習は放課後の2時間と土日もあり、黒木華さんは1度も休むことなく努力し続けていました。
努力家だからこそ、1年生から3年生までずっと主役を演じてこられたのでしょうね。
全国高校演劇発表大会では優秀賞を受賞すると、2500校中2位という好成績も収めています。
時には部活中に本気で仲間たちと喧嘩することもあったそうで、それだけ真剣に取り組んでいたということですね。
その仲間たちとは現在も仲が良いそうで、何でも言い合える関係を築き上げていたのでしょうね。
大学時代
大学へ進学した黒木華さんは、本格的に女優を目指して活動し始めます。
そのきっかけが、野田秀樹さん主催の演劇ワークショップに参加したことでした。
野田秀樹さんから「何色にも染まることができる女優」と絶賛され、黒木華さん自身も女優になる決意をしています。
その後、大学3年生時にオーディションに合格し、NODA・MAP公演『ザ・キャラクター』にアンサンブルとして初舞台デビューを飾りました。
また、1,155人が応募した『表にでろいっ!』の娘役オーディションで合格し舞台に立っています。
大学4年生時には『東京オアシス』で映画デビューをするなど、大学時代は忙しい日々を過ごしてきました。
この頃から女優として注目されるようになり、黒木華さんは演技派女優としての道を歩み始めましたね。
現在
大学卒業後、2012年にNHK連続テレビ小説『純と愛』で、夏菜さん演じるヒロインの同期社員役で出演。
同作品で腹黒い役柄を見事に演じきると、高い演技力が評価されて知名度を一気に上げました。
その後も『リーガルハイ』や『シャニダールの花』『舟を編む』など立て続けに出演し、演技力が評価され数々の新人賞を受賞しています。
幼い頃から演じることが好きだった黒木華さんは、今では日本トップクラスの演技派女優へ上り詰めましたね。
演技力だけでなく昭和顔美人としても人気が高く、今後もさまざまな作品で活躍していくのではないでしょうか。
デビューのきっかけも確認!
黒木華さんがデビューしたきっかけは、大学在学中に『野田秀樹演劇ワークショップ in 大阪』へ参加したことでした。
そこで野田秀樹さんから高い演技力を絶賛されると、黒木華さん自身も女優になることを決意しています。
野田秀樹さんといえば劇作家として有名な人で、古典と呼ばれる作品に新しい命を吹き込み、独創的な舞台を演出しています。
黒木華さんも、野田秀樹さんのように凄い人から褒められて嬉しかったでしょうし、自信にも繋がったのではないでしょうか。
まとめ
今回は、黒木華さんの幼少期から現在までをまとめました。
黒木華さんは幼少期から演劇が近くにある環境で育ち、中学生の頃には演劇に対する思いが強くなっています。
高校・大学と本格的に演劇を始め、高校では1年生から3年生までずっと主役を演じるなど、日々演技力を磨いていました。
学生時代に相当な努力をしてきたからこそ、今の黒木華さんがあるのでしょうね。
そんな黒木華さんに今後も注目です。