朝ドラ『ちむどんどん』で活躍する黒島結菜さんですが、作中での沖縄弁が下手だとファンの間で辛辣な指摘の声があがっています。
『ちむどんどん』を見た視聴者の間では「方言が違和感」と話題になっています。
方言指導者がいるはずなのですが、誰が方言指導をしているのでしょうか?
黒島結菜さんに沖縄弁を指導した方言指導者を探るとともに、黒島結菜さんの沖縄弁が下手に聞こえてしまう理由を確認しましょう。
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【ちむどんどん】黒島結菜は沖縄弁が下手？
朝ドラ『ちむどんどん』でヒロインを演じる黒島結菜さん。
『ちむどんどん』は沖縄を舞台にした作品なのですが、作中での黒島結菜さんの沖縄弁が下手だという声が挙がっています。
たしかに沖縄弁は独特のイントネーションや言い回しがありますが、黒島結菜さんは生粋の沖縄県出身者です。
沖縄県出身のはずの黒島結菜さんが、なぜ沖縄弁が下手なのでしょうか?
黒島結菜さんが「沖縄弁下手」と言われてしまう理由には、以下のようなものがあるようです。
- 現代の沖縄の人は標準語に近いから
- 沖縄弁は難しいから
- 作中で標準語が多すぎるから
- 他の共演者が沖縄弁が上手すぎるから
- 方言の発音が綺麗すぎるから
一つずつ詳細を確認しましょう。
黒島結菜の沖縄弁が下手な理由① 現代の沖縄の人は標準語に近いから
黒島結菜さんの沖縄弁が下手と言われてしまう理由として「現代の沖縄の人は標準語に近いから」というものが挙げられます。
ネットの質問サイトでは、「黒島結菜さんは沖縄県出身なのになぜ沖縄弁が下手なの?」という投稿がありました。
この質問に対して「現代の沖縄の人はほとんどが標準語に近い言葉を話している」という回答が寄せられていました。
たしかに黒島結菜さんは沖縄県出身ですが、「現代の沖縄の人」といっていいくらい若い世代です。
生まれたときに、すでに周りの人々も標準語を話していた可能性が高いです。
だとすれば、方言指導を受けても純粋な沖縄弁を100%取得するのは難しいかもしれませんね。
黒島結菜の沖縄弁が下手な理由② 沖縄弁は難しいから
黒島結菜さんの沖縄弁が下手と言われてしまう理由として、「沖縄弁は難しいから」というものが挙げられます。
そもそも生粋の沖縄の人からすると、役者が話すイントネーションはほとんどがおかしいようです。
そして、同じ沖縄県内でも住む地域によってイントネーションが全然違います。
基本的に語尾に向かって上がっていくようなイメージの沖縄弁ですが、住む地域によってそのイントネーションも変わってきます。
『ちむどんどん』の舞台は島の北の方のやんばるですが、やんばるの訛りはかなり強いそうです。
このように、沖縄弁は複雑でかなり難しいのです。
黒島結菜さんが沖縄県出身だとしても、全ての地域で通用する沖縄弁を上手に話すのは難しいでしょう。
黒島結菜の沖縄弁が下手な理由③ 作中で標準語が多すぎるから
また、黒島結菜さんの沖縄弁が下手な理由として「作中で標準語が多すぎるから」というものが挙げられます。
独特の言い回しが印象的な沖縄弁ですが、『ちむどんどん』では会話の中で標準語を使うことが多いです。
『ちむどんどん』は様々な地域で見られることを考慮した全国ドラマなので、仕方のないことだと思います。
本気で沖縄弁だけを話すドラマを作ったら、字幕が必要なレベルになってしまうはずです。
実際、標準語の多い『ちむどんどん』ですら字幕が欲しいという意見があります。
言葉の意味合い、雰囲気分かるような気はするけど楽しめない、通訳字幕欲しい #ちむどんどん
— ミニポテ (@mini0potato) June 10, 2022
「標準語が多いのはドラマだから」と割り切って視聴するしかないですよね。
黒島結菜の沖縄弁が下手な理由④ 他の共演者が沖縄弁が上手すぎるから
『ちむどんどん』には、黒島結菜さん以外にも沖縄県出身のキャストが多数出演しています。
ガレッジセール川田さんや、仲間由紀恵さん、あめくみちこさん、きゃんひとみさん、藤木勇人さんなど著名な沖縄県出身俳優・女優が作中で話す沖縄弁は、沖縄以外の人が聞いても綺麗な沖縄弁です。
これら5人の沖縄弁が自然すぎて、黒島結菜さんの沖縄弁が下手に聞こえてしまうのかもしれません。
黒島結菜の沖縄弁が下手な理由⑤ 方言の発音が綺麗すぎるから
『ちむどんどん』の黒島結菜さんの沖縄弁が下手と言われてしまう理由として、「方言の発音が綺麗すぎるから」というものが挙げられます。
俳優さんや女優さんはやはりプロですので、真似するのがとても上手いです。
方言指導者の方がイントネーションや方言をしっかりレクチャーしてくれれば、難しい沖縄弁でもマニュアル通り綺麗に発音できるでしょう。
『ちむどんどん』の舞台・やんばるは訛りがかなり強い地方です。
方言指導の方が「全国ネットでも通用する程度のイントネーションや発音」を意識してレクチャーしていたとしたら、発音が綺麗すぎて現地の人からしたら物足りない沖縄弁に感じてしまうのかもしれません。
方言指導は誰？
『ちむどんどん』の方言指導者は、俳優の藤木勇人さんです。
最初に言っておくと、黒島結菜さんの沖縄弁が下手と言われてしまうのは方言指導の藤木勇人さんのせいではありません。
藤木勇人さんは、方言指導をする際「沖縄らしさを残しながらも意味が伝わることば選び」を大事にしているそうです。
やんばるの方言をそのまま使ってしまうと、藤木勇人さんですら意味が分からない言葉になってしまうと語っています。
そのため、藤木勇人さんの方言指導が下手なのではなく、藤木勇人さんはあえて視聴者に配慮して「沖縄らしく、なおかつ意味が伝わる言葉」を黒島結菜さんにレクチャーしているのだと思われます。
藤木勇人さんなりの気遣いといえるでしょう。
方言が違和感と話題に！
では、黒島結菜さんの沖縄弁について世間ではどのような意見があるのでしょうか?
Twitterでの意見を確認しましょう。
これは宮古島の母も気にしてた。
「違和感しかない。あの子(黒島結菜)本州の子よね？」と。
沖縄出身だと話しても「嘘だー」ってくらい、違和感なんだと。『ちむどんどん』なぜ方言に違和感を感じるのか？ 沖縄を描く工夫と地元の人が思うこと（リアルサウンド） https://t.co/wwkyWrwWGK
— まあ (@ma_a_713) July 19, 2022
朝ドラ方言っていうか喋り方がちょっと変。笑
いや、沖縄のイントネーションとか難しいとは思うけど違和感ありすぎて見れない民です🙃内容はおもしろそうだし黒島結菜ちゃんはめっちゃ好きなんだけどね💕
— てびちへ進む一本道 (@krsgwest_neo) April 14, 2022
ちむどんどん
観てると方言がゲシュタルト崩壊していく…そもそも本島（やんばる？）の方言はイントネーション含めて私が耳馴染みのある八重山方言と違うからそういう意味でも違和感あるんだよなぁ
でもやっぱり黒島結菜ちゃんの台詞は肩の力が抜けてて安心感ある☺️— とーこ🧟♀️ (@tou_ko_tnkk) April 25, 2022
やはり現地の人からすると「方言に違和感がある」という意見が多いようです。
さきほどもお話ししたように、方言指導の藤木勇人さんはあえて「全国ネットでも伝わる方言」を黒島結菜さんにレクチャーしています。
なので、黒島結菜さんの沖縄弁が下手なわけでもなく、方言指導が下手なわけでもありません。
あえて標準語に近いやんばるの方言を話しているのでしょう。
まとめ
今回は、黒島結菜さんの沖縄弁に対する評価についてお話ししました。
黒島結菜さんの沖縄弁が下手に聞こえてしまうのは、標準語に近いからだと言えるでしょう。
たしかに現地の人からしたら物足りないのかもしれませんが、それはドラマであることを考慮してのことです。
今後も黒島結菜さんを応援しましょう。
